日本光斈ノバー 7x49�o 7.1°　50�oでなく49�o表記のノバーは戦争末期にバルサム切れした対物レンズが枠にカシメて固定されているため、レンズが枠から外せなく修理出来ないというクレームがあり、対物レンズを後ろに抜く急ごしらえの改良をした。だが対物枠が1�oほどレンズを覆ってしまい有効径が49�oとなってしまい仕方なく49�o表示としたようだ。その後、エキセンリング付の対物枠に改良され50mmに戻った。光学系も視野が7.1°から7.3°に改良された。で49�o表示のものは希少。
　飯ごう型のケースは物資不足でボール紙芯に帆布地を防水加工した青灰色のもの。蓋裏側には接眼見口に取り付ける曇天用オレンジフィルターが収納できる。負い紐も皮革ではなく布製。戦争末期の1944年〜戦後1946年ごろまでの製品だろう。